あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

初恋との再会を描く渋いアメリカ映画・・・「ブルー・ジェイ」

ネットフリックスで見つけました!

ネットフリックスをサーチすると、ラインアップも増え、時々ナニコレ?という作品に出くわします。世界の視聴者を言語を超えてつかめるジャンルは、犯罪モノ、アクション、スリラーが多いかと思うのですが、なかには重厚なドラマや切なそうなラブストーリーも見受けられます。

 映画などのコンテンツ流通(視聴方法)が、本格的にパッケージから配信へ置き換わっていきます。NETの環境が良くなってきたからですが、一度会員になると毎月千円程度で見放題ですので、絶滅していくレンタル店に行く手間などを考えると、だんぜん効率が良いです。またamazonプライム・ビデオですと、最新作が発売と同時にレンタルできるので、レンタル・コスト払ってでも、早くヒット作を早く観たい!と言う時にも便利です。

すごくコストパフォーマンが良いので逆に、制作したクリエーターに、いくらぐらい還元されるかが心配ではありますが・・・。彼らには儲かってもらわないと、良い新作映画が創られなくなってしまう。もちろん、わたしのような映画大好き人間は安くたくさん鑑賞したいですが、それは良い映画がたくさんあってこそですので。

「ブルー・ジェイ」

今回ご紹介したいのは「ブルー・ジェイ」という映画です。

Blue Jay(2016年/アメリカ)

モノクロ映像で制作された、高校時代に付き合っていた二人が10数年の時を経て再開する物語。良い脚本、上手い俳優二人の芝居で、じっくり鑑賞できました。

偶然の再会

この二人は地元では有名なカップルでした。何で有名だったかと言うと・・・町中の誰もが認める<最高のカップル>だったから。それくらい、息が合い、いつも一緒に行動していた二人だったのです。でもそれは、「だった」と過去形で書いているように、すべてが終わったこと。ある事件がきっかけで別れてしまった二人が、故郷の小さな町のスーパーで10数年ぶりに再会するところから物語は始まります。

ただ挨拶だけして別れようとした二人。でも、相手が今までどうしていたのかを知りたい、今どうしているのかを知りたい、という気持ちが勝り、二人は故郷の町を散歩することにします・・・。

ネタバレがもったいないので、これ以上は説明しませんが、二人の現在は、高校の時に思い描いていた未来とは違っています。自分は何を間違えたんだろう?あの時別れていなければ、どんな人生だっただろう?そんなことを、どうしても考えてしまう二人。

映画はそんな二人のゆれる心情を、会話劇を通じて、丹念に描いていきます。最初はぎこちなかった二人ですが、だんだんと高校時代のノリがもどってきます。でもこれは、寂しくならないようにわざと相手に元気にみせている、というお互いの心情が痛すぎるくらいわかるので、楽しいシーンでも切なく感じます。

青春映画の『その後』を描く作品

この映画は、終わってしまった青春の日々のその後を描いている作品です。

中年になり、どうしようもない現実に流され、過去の後悔と未来への恐れを感じている時に、一番輝いていた時代、一番人を愛していた時代を、象徴する人と偶然再会し、あきらめや希望、とまどいや残っていた情熱と向き合う物語なのです。

あの時あんなこと言わなければ・・・あの時勇気を出して声をかけていれば・・・そんな想いは誰の胸にもあることでしょう。

この映画のラストをどのように解釈するか、観る人毎に違うものを感じるのではないでしょうか。

わたしは、この映画が終わった瞬間から、この二人がどんな人生を歩むのかを、とても知りたい。「ブルー・ジェイ」という青春映画の、さらにその後を想像しています。

採点(星取)

★★★★☆(5点満点)

中年二人が主人公でもこれは良質な青春映画であり、ラブストーリー。アクションやスリラーではなく、有名なスターがでているわけでもないが、この映画「ブルー・ジェイ」を観ようと思った自分の直感をほめてあげたい。

ノンスター、モノクロ、ドラマという普段目につきにくいジャンルですので、ネットフリックスでなければ出会えなかった作品でしょう。DVDも出ていないようです。

地味な作品ならではの内容重視の作品として高評価。こういう映画と、偶然出会えるという事は、NET配信の良さですね。

ネットフリックスへのリクエス

ラインアップは日々充実してきていますが、ハリウッドメジャー映画やアメリカンドラマに加えて、もっとヨーロッパやアジアの作品も観たいです。映画館で上映するより配信の方が、人の手間が減る分コストもかからないでしょうから、ビデオレンタルでは実現できなかったことができるのではないでしょうか。どうか字幕を入れて、秀作を観させてください。

(それでは・・・あいすみません)