あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

トム・ヒドルストン&ヒュー・ローリー主演「ナイト・マネージャー」:amazon プライム・ビデオはこれが面白い!(2)

amazonプライム・ビデオ オリジナルの高予算作品

amazonプライム・ビデオのオリジナル作品「ナイト・マネージャー」。

原作は英国スパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレ

主演は『Drハウス』のハウス医師(ヒュー・ローリー)と

アベンジャーズ』の宿敵ロキ様トム・ヒドルストン

ロキ様は最近では髑髏島でキング・コングと闘っているらしいですが、

噂では次の007候補とも・・・。

「ナイト・マネージャー」の画像検索結果

良く出来ていた、同じくamazonプライム・ビデオ オリジナル作品の、

マイクル・コナリー原作の刑事ドラマ『BOSH』シリーズとは、

うってかわってこちらは、豪華絢爛キャストとロケと映像の迫力。

これはお金かけてます=お金が、かかっているように見えます。

ロケは本当にしてるのか?コストがかからないように、

上手く近場でまとめているのか?舞台裏を知りたいです。

(『BOSH』シリーズは味があって、あれはあれでとてもよかったです)

この「ナイト・マネージャー」は、

スター俳優が、中心の正義と悪にそれぞれドンと存在し、

いろいろな国の風景、脇を固めるいろいろな国の上手い俳優たち、

ロケセットの豪華さ、セットの本物感、

複雑な人物設定、スリルとサスペンス、

時々はさまれるアクション、爆発シーン、

などなど・・・見ごたえたっぷりです。

映画やアメリカン・ドラマの主演クラスの俳優も、

これだけの規模と内容だと、出演依頼快諾しますね。

演じていて醍醐味を感じるでしょう。

英国調本格スパイドラマ(物語・解説)

スパイを演じる主人公ロキ様の行動の動機は、ズバリ『愛』です。

引き裂かれた愛のために、ホテルのナイト・マネージャーをやっていた男は、

巨悪を暴くスパイとなることを誓うのです。

スパイとなるロキ様の動機がしっかりと描かれているので、

最近よくあるタイプの、主人公も嘘ついているんじゃないか?

みたいな思わせぶり感はありません。

めっちゃストレートなスパイ活動です。

影の武器商人となったハウス医師も、人間の醜さを演じきっているので、

視聴者はキチンと主人公に肩入れできます。

そういう意味で、正統的なスパイ・サスペンスです。

 

『007』シリーズのような、荒唐無稽な新兵器や悪役キャラは出てきません。

パラシュートなしで、飛行機から飛び降りてもまったく平気!

みたいなこともありません。

侵入し、調査し、探りあい、疑りあい、だましあい、

行動するべきときには現場判断で行動するという、スパイ活動を描いていきます。

そして政府は嘘をつきます。役人は陰で巨悪とつながっています。

そんな四面楚歌な状況で、

スパイに志願したホテルのナイト・マネージャーは、

どう切り抜けていくのか?

スリリングな駆け引きを、ドラマは描いていきます。

 

10話ってちょうどいいですね。

『24』シリーズのように24話あると、

どうしても時間つなぎのために同じことを繰り返すので、

中だるみしていることになってしまう時があります。

映画『ドラゴン・タトゥーの女』を観た時は、

時間が短くて描ききれず小説のダイジェストみたいな感じがしました。

今回の10話程度は、映像化には丁度良いあんばいです。

映画の2時間だと原作小説の世界観が伝えきれない、

24話だと間延びする、10話できっちり、スッキリ描くのは、

観ていて気持ちが良い長さです。

原作はジョン・ル・カレ

原作者はイギリスのスパイ小説の現役の大巨匠です。

ハヤカワ文庫が1992年に出版した

『冒険・スパイ小説ガイドブック』のスパイ小説ベスト30には、

1位『寒い国から帰ってきたスパイ』

8位「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』

      (映画化タイトル『陰謀のサーカス』)

13位『スクール・ボーイ閣下』

15位『リトル・ドラマー・ガール』

17位『スマイリーと仲間たち』

なんと5冊も怒涛のランクイン。

この中でわたしは1位と8位の作品を読んでますが、

この順位も納得!の面白さでした。

今回は原作小説を、まだ読んでいません。

このドラマを観て、読む本リストに載せました。

 

原作者の小説はかなり映画化されています。

上記リストの作品も、

1位『寒い国から帰ってきたスパイ』

8位『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』

15位『リトル・ドラマー・ガール』

は映画化されています。

その他では、

ショーン・コネリー主演『ロシア・ハウス』、

ピアース・ブロスナン主演の『テイラー・オブ・パナマ』、

(どちらも007ですね)

レイフ・ファインズ主演の『ナイロビの蜂』、

これは未見ですが、

フィリップ・シーモア・ホフマン主演で『誰よりも狙われた男

が映画化済みです。

 

わたしが出来が良いと思うのは、

『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』の映画化『陰謀のサーカス』です。

あの複雑な小説をよくぞ映画時間にまとめた!

ダイジェスト感はなく、味を上手に抽出できた創りで、

完成度が高く面白かったです。

動画サイトにあると思いますので、未見のかたは是非!

『ティンカー・テイラー・・・』の3部作小説シリーズの2作目以降を

まだ読んでいないので、早く時間創って読みたいです。

(面白そうな本が、ウエイティング・リストに大量にあるのでたいへん)

採点(星取)

★★★★(5点満点)

amazonも映画会社並みの作品を、提供するようになっています。

この「ナイト・マネージャー」は世界観含め、

かなりの力作です。

ハヤカワ文庫NVシリーズ、

冒険小説やスパイ小説を愛読されている方はもちろんのこと、

大人のテイストのリアルなサスペンスやスリラー作品が好きな方にも、

おすすめできる充実の内容です。

いつの世もスパイの動機は、愛と復讐なのです。