あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

ドキュメンタリー映画「ミニマリズム」を観て深く想うこと:この映画を観た(3)

映画「ミニマリズム:本当に大切なもの」をNetflixで鑑賞

原題:Minimalism: A Documentary About the Important Things

2016年 / アメリカ映画 / 1時間18分 

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映画紹介

Netflix(ネットフリックス)で、気になる題材のドキュメンタリー映画を見つけました。アメリカに暮らすミニマリストを選択した人たちの活動や、その思想を紹介する作品です。

成功すること、生きる目的が、買物すること、たくさん消費できること、となってしまったアメリカで、好きなモノ、必要なモノだけに囲まれ、最少の負荷で別の形である精神的な幸福を得ようとする生き方をする人たちを、映画は紹介します。

ミニマリズムの思想や哲学を、ミニマリストの人が視聴者に押し付けてくる、教えてやる、という感じはまったく無い良質な作品です。生き方は自分で決める(選択する)ものなので、良いな!と思う考えでも押し付けられると、わたしはダメなタイプです。

ドキュメンタリーですが、この作品の出演者たちは、過去に金銭的な成功を得ても、それを幸せと感じることができずに、逆にプレッシャーやもっと稼いでいる人への嫉妬につながり、これは自分の生き方ではない、違うと感じ、抜け出した人たちです。

お金を稼ぐ、モノを買う、最初はうれしい、すぐにまた、別のモノや新しいモノが欲しくなる。もっとお金を稼ごうとする。だんだんと、自分に嘘をついたり、顧客に嘘をついたりしなければ、そのお金は得られないぐらいの大きさの金額になってしまう。

すでにたくさんモノを持っているのに、持っていないモノがまた欲しくなる、それらのモノを持っていないことのせいで、ハッピーじゃなくなるという人生の悪循環。

モノを持つのことが、幸せにつながっていないのではないか?そのことに気が付いた人たちが、アメリカにでてきています。

ドキュメンタリーの中で、たぶん80から90年代の映像と思いますが、クリスマスなどのホリーデーシーズンの買い物で、欲しいものを、つかみあい、奪い取りあう、消費者の姿が出てきます。まさに消費する者たちの姿です。モノを売りつけたい企業の思惑通り。

また子供への広告投下金額が、すさまじい勢いで伸びていることも紹介されます。子供を広告でだまして、すぐゴミになるものを売りつける。ある親は、自分のミニマリズムの考えを、子供に押し付けるのではなく、みせることで、将来の生き方の選択肢が広がることを望んでいます。

星取

★★★★(5点満点)

映画の中でとても良いインタビューがあります。『人を愛して、物は使う。逆は決してうまくいかない』というものです。

逆というのは・・・、『物を愛して、人を使う』ということです。これだとブラック企業の経営者みたいな感じですね。社員をこき使い、顧客をだまして、お金を稼ぐ、そして自分はそれを浪費する。

どうやったら、持続可能な社会になり、人間は幸福を感じるのだろうか?その答えは、まさに、一人一人の生き方の選択、その多様性にあるのでしょう。

冒頭にも書きましたが、本作は押し付けがましくない、良いドキュメンタリー映画ですので、自分のこれからの生き方や暮らし方を、選択する時の知識・情報の一つとして、視聴されることをお奨めします。

いま深く想うこと:全てがキャパオーバーだった

今回はこの映画の紹介をするだけではなく、自分が思う生き方をもっと書いてみたいと思います。ここからは映画紹介ではなく、映画にインスパイアされたことを書きますので、ご興味の無い方は、・・・あいすみません。

わたしの家の中はモノだらけ・・・でした

自分もまさに、この映画の出演者たちの、以前の姿通りでした。家の中は大量のモノだらけです。全てが大切に保管されていました。 

1:着ない服

綺麗に、着ないまま、仕舞われた服。買った時は流行でも、何年もたいして着ないまま時間がたってしまいました。服なんて、買ったらどんどん着ないと、すぐに新しいデザインが発売されます。綺麗に、着ないまま、仕舞われた服の数々。同じようなデザインの色違いもたくさん。身体はひとつ、1日は1日でしかないのに、量が過剰でした。

買った時の気持ちがピークで、家に持って帰ると、たいして好きでもない服の多いこと。大量に処分した時に胸が痛みました。この痛みが正常であると肝に銘じて、服の買い方を変える努力をしています。

2:読まなかった本

買ったけど読まなかった本が、Mサイズのダンボール数箱に入っています。これはもう一度一冊づつ吟味し、絶対読まないと判断したものは古本屋で処分し、買ったことすら忘れていた本は、新しい本を購入する前に読んでいきます。新刊1冊買うためには、持っている本3冊を読まなければいけない、というルールの導入を検討しています。これは上手くいかないかもしれませんが・・・。

3:観なかったDVD

全てを観終わるまでは、映画のDVDは購入しません。例外的に買う理由がある時は、とことん検討してからと決めています。今はamazonプライム・ビデオとNetflixを中心にモノとして所有せずに映画鑑賞を楽しんでいます。

4:聴かないレコード

学生時代から買い集めたレコード。プレーヤーは無いのに、大切に保管していました。そのせいで、床が見えないほどのダンボール箱の数でした。同じものをCDで買いなおして、聴いているという現実。プレーヤーを買うか、検討に検討を重ねた結果、レコードはすべて手放すことにしました。自分の視聴環境は車の中やiphoneなので、残すならCDの方が良いという結論です。手放してみると、床の面積が広がり、部屋が少し広くなりました。

心の中は欲望だらけ

テレビや雑誌などの広告には、新しいモノの紹介があふれています。わたしも、一戸建てを持っているのに、もっと大きい家、もっと都心の家、ましてや別荘も興味があるなどと、収入以上の欲望を持っていました。良い車も持っています、それなのにもっと新しい車、違うデザインの車、今度はSUVもいいな、等と未だに思ってしまう自分がいます。

自分の心の中にある、欲望ときっちり白黒つけたい、欲望と深く話し合いたい、と考え始めたのが、数年前でしょうか。モノを買うために犠牲にしていることが、自分にはあるのではないかと、気が付いたのです。

今でももちろん、いろいろな欲望はあります。それと上手く付き合えるように、努力しているのです。

自分が活きるために必要なモノ

いろいろなことを考え、ギリギリ間に合いました。気が付き良かったです。わたしが選択したダウンシフトという生き方への準備にもなりました。

わたしが想う、自分なりに大切に残したいものは、

・健康

・お金(生きるための、家族のための)

・好きな人

そして

・厳選された好きなモノ

です。

お金は大量にモノを買うためではなく、生きるために必要な額を稼いで残した後は、それを大切に使いたいと考えています。

好きなモノ?モノは必要無いのではないですか?と言われるかもしれませんが、わたしはミニマリズム原理主義ではありません。自分勝手な、良い塩梅(あんばい)のミニマリストが、良いと考えています。

好きなモノにはこだわりたい、たとえば好きな音楽や映画は、好きなんだからそのまま持っておけばよい、と考えています。

 もちろん読みたくなった本は読めばいいので、買ったらすぐ読むのです。積読(つんどく)は禁止。

服は好きなモノを、よく厳選して、買ったら徹底的に着たおします。

そんな風にモノとの付き合い方を改めると、そんなにお金はいらないので、ダウンシフトを選択することができ、さらに好きなモノを楽しむための時間を得られる、という好循環がうまれたのです。

考え方を整理し、何が自分にとって一番快適なのかを、突き詰めると人生は変えられます。わたしは、そんな状況です。

(それでは・・・あいすみません)

 

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