あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

洋泉社MOOK:『「殺しの手帖」<実録 >平成の未解決・未解明事件の謎 』(本の紹介)

「殺しの手帖」<実録>平成の未解決・未解明事件の謎

洋泉社MOOK刊

2017年9月19日発行

f:id:hiroyama777:20170822145858j:plain

ワンテーマのMOOK本が好きです

新書好きの方もそうかもしれませんが、ワンテーマのMOOK本が好きで小説の合間に読むことがあります。主に映画や音楽分野のMOOK本が多いのですが、ひとつのテーマを堀さげつつ、MOOK本らしく手軽で、怪しい意見も満載。

全部を鵜呑みにして信じるのではなく、

「へーそんな考えもあるんだ」

「おーそうだったんだ」

「嘘コケ~」

なんて思いながら、休憩時間にチャプターごとに読んだりするわけです。

正直お値段は難有りな高額本の場合が多く、はっきり言って「この値段はあんまりでしょう」などと思うものも多々あります。本屋の棚めぐりで出会った時に、ぺらぺらと中を見て買う買わないの判断をするわけですが、勢いとノリと財布の中身で決めるわけです。

最近もわたし的には企画がストライクゾーンなのですが、あまりにもスカスカな内容でしたので、アメリカン・ニューシネマのMOOK本は購入を見送りました。出すからには編集の方には、充実の情報量と取材で良いものを作ってもらいたいです。そうすれば買うので、編集者の皆さん頑張ってください。

事件はフィクションを超えている

そんなMOOK本大好きのわたしですが、洋泉社の本は間違いなくヘビーユーザーです。映画の分野のうんちく本は、生きていくのには具体的に必要が無い情報ばかり?

でありながらも、心の栄養素は満点という素晴らしさです。

そんな洋泉社から、今回はリアルな猟奇事件のドキュメント本が出ました。それが本書「殺しの手帖」です。夏はホラー&怪談のシーズンです。しかしこの本を読むと、事実はフィクションを超えてしまっており、日本国内でも多くの事件が起こっています。動機や理由を超える事件。犯人は何故この犯行に及んだのか?説明できないモノばかりです。

架空の幽霊や悪魔よりも、実は人間が一番怖い。この本を読むと、映画で描かれたレクター博士などのサイコキラーもしょせんは映画のキャラだなと、思えてしまいます。実在の犯人の心の中は本当に空っぽなのです。逆に凶悪な犯罪に、喜びを感じるくらいなのではないかと思います。

この本には、新聞報道なので聞いたことがある事件も沢山紹介されていますが、本当にこんなことを人間が他の人間に対して行えてしまうという事実に戦慄を覚えます。突然一人の人間が消えてしまう。監禁され、洗脳され、家族同士で殺し合いをさせられる。死体を消せば犯行はばれない。これらの犯行に他者への共感性は感じられません。

無防備でいるといつの間にかに狙われ、悪意が忍び寄ってくるので、自分自身で悪を寄せ付けない様に、注意をしていかなければなりません。

この本で紹介される事件

・埼玉県愛犬家連続殺人事件

・八王子スーパーナンペイ事件

島根県女子大生バラバラ殺人事件

ルーシー・ブラックマンさん事件

・尼崎連続変死事件

・北九州・連続監禁殺人事件

マブチモーター社長宅殺人放火事件

・和歌山毒物カレー事件

・井の頭バラバラ殺人事件

東電OL事件

・小金井アイドル刺傷事件

・佐賀女性七人連続殺人事件

・伊勢女性記者行方不明事件

時代は平成に入り、とんでもない事件が日本中で起こっています。この本に紹介されている事件は、どれもヒドイ事件ばかりです。それ以外にもオウム真理教サリン事件や国松長官狙撃事件など本書ではふれております。

平成はどんな時代だったのでしょうか。長引く不況と放置される弱者、繰り返される汚職政治の無策、大きな自然災害、大事件・・・、個人の人生はそれぞれ別としても、社会全体を通じては、明るい時代では無かったと思います。

他にもある未解決事件

この本には紹介されていませんが、ジャーナリストの清水潔さん渾身の取材による、著書『殺人犯はそこにいる』により、足利事件の冤罪が解明され、その背後には連続幼女誘拐事件が隠されていたという衝撃の事件<北関東連続幼女誘拐殺人事件>も未解決です。

f:id:hiroyama777:20170822150109j:plain

清水さんの著書により解明されているのに、警察は別の死刑判決事件でDNA鑑定の不備があるため動けずに未解決になっているのです。

 悪を寄せ付けないよう自己防衛が重要

日本の警察の日常の治安維持の努力は評価していますが、隠蔽されている犯罪の匂いを感じた時の初動や、弱者が巻き込まれた犯罪への対応は、鈍いかなと思うところがあります。<ルーシー・ブラックマンさん事件>の関連本の著者のインタビューにもありましたが、「日本の警察は水商売で働く女性に対して偏見がある」という記述はうなずけるものがあります。

これらの猟奇犯罪の実録本は、ヤバイな、嫌だな、怖いな、と思う内容の本ではありますが、犯罪事件の実録本は読んでおくと、防衛の知識にもつながるかと思います。巻き込まれないために・・・。悪を寄せ付けないために・・・。

(それでは・・・あいすみません)

www.aisumasen.com