あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

ミステリー&スリラー&ホラーが好きなので・・・「怖い絵」展に行きました

「怖い絵」展

上野の森美術館

2017年10月7日~12月7日開催

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わたしは・・・怖いもの系が好きなのです

告白します・・・怖い系のエンタメは大好きです。ホラー映画なら『エクソシスト』や『サスぺリア1&2』。この3作品は中学生のころに観たのですが、ビビリました。一人で寝るのがヤバイくらいに。大人になって再鑑賞すると、その恐怖描写の制作レベルの技術的高さに感嘆したりもしたのですが、子供のころはただただ怖い、だから思わず観てしまう。SF映画なら子供の時には『スター・ウォーズⅣ』より『エイリアン』の方が好きだったくらいです。そんなわたしですので、この「怖い絵」展のことは、とても気になっていました。本日は仕事が午後一からでしたので、午前中に意を決して行ってまいりました。

なぜか?中野京子さんの関連書籍は、本屋で何度も手にとってはいるのですが、読んでいませんでした。興味がありつつ、ご縁が無かった書籍です。とても良い企画だと思っていました。美術絵画を作家やジャンルや時期で切るのではなく、「怖い」という内容で切る・・・すばらしい発想。

感想

エンタメとしての美術鑑賞・・・こういうのも良いではないでしょうか?なぜか美術館、博物館は楽しみに行くというよりも、学びに行く、勉強しに行くというような気がしてしまいます。海外の時はそうでもないのですが、日本だと特に。規制が多いからでしょうか?

今回の「怖い絵」展を、わたしはエンタテインメントのコンテンツと考えています。面白そうなホラー映画を観る感覚で行く、美術展なのです。

正直、名作と言われている作品や有名作はあまりありません。その描かれた内容、ビジュアル・イメージを、背景にあると思われる物語を想像して楽しむ展覧会です。当時の人から考えると、これらの絵は今のホラー映画や漫画に、代わるものだったのではないでしょうか?そうです!だからこの展覧会は、エンタテインメントなのです。

展示されるのは、猥雑で猥褻で、人間の恐怖心に刺激を与える作品の数々。絵の中で直接的に描かれ、時に暗示されるものは、死であり、SEXであり、自由を奪われる恐怖であり、大自然の驚異なのです。それは人間の欲望や根源的な恐怖に直結している感覚であり、当時であれば観てはいけないもの、公にしてはいけないものだったのではないでしょうか。さらに絵に隠されたメッセージは、権力者や犯罪者への告発なのではないかと思います。そのあまりにも刺激的な内容で、「あれは芸術ではないポルノだ」みたいに批判されたかもしれません・・・。

日本の美術展で思う事

毎回日本で美術館の企画展に来た時に思う事なのですが・・・・とにかく狭い。本当に狭いスペースに作品を詰め込み、それを新聞社等が大宣伝して動員をかけるので、人が多すぎるのです。満員電車で新聞を読んでいるかのような状況。そうなると鑑賞しにくいわけです。残念ですよね。今回の「怖い絵」展も、「あー夜中にひとりでじっくり鑑賞できたら、もっと刺激を感じるのに残念だなぁ~」と思いつつ、人ごみに紛れていました。

どうすればよいでしょうか?

1:作品点数を減らす(内容を絞り込む)

これは本意ではないのですが・・・絵と絵の間が短すぎるので、人が分散しないのです。もちろん一番良いのは、会場をリニューアルし、展示スペースを広げてくれることです。でも都内の美術館や展示会場は、パリのルーブルみたいに広げられないですよね。

2:チケット販売方法の改善

スマホで鑑賞時期をたとえば1週ごとに限定した入場期間指定券で販売する。枚数制限(入場制限)も行い、当日券はその着券状況を見ながら販売の有無を決める

いかがでしょうか?スマホの活用はもっとできると思うのですが・・・たとえば東京都内美術館期間指定入場券共通サイトの立ち上げなど。

もうひとつあります・・・ぺらぺらとめくったのですが、図録が2500円と高額すぎますね。好きなジャンルなので、一瞬購入の有無を迷ったのですが、この金額なら同じ価格で中野京子さんの著書を4冊くらい購入し読むほうが、内容的にも豊富で為になるので止めました。装丁ばかり分厚く重いのに、内容が薄すぎるのです。わたしなら1000円から1200円くらいで、ビジュアル誌のような体裁にして、執筆ライターを豊富にます。ぞの方が、良いものになると思いました。

お奨め度

エンタメのジャンルで、ミステリーやスリラーやホラーが好きな人は、行かれた方が良いと思います。ゴシック・ホラーの世界を絵画で堪能できます。

今回の展覧会を見ているうちに、子供のころ読んだ永井豪さんの漫画『デビルマン』で描かれた世界観を思い出しました。『デビルマン』の作画時に。参考イメージとして取り入れたのかもしれませんね・・・。

もうひとつ思い出したのは、こちらは写真展ですが、『ポストモーテム・フォトグラフィ』の展示会をパリのオルセー美術館で鑑賞したことです。2001年か2002年くらいの事です。これは、死者を正装し生きているかのように記念写真風の撮影をするという、イギリスで1830年代から1900年ころまで行われたものでした。当時ホラー映画の『アザース』(2001年/アレハンドロ・アメナーバル監督)という作品が公開されており、映画の中で描かれていたシーンと連動した展示企画だったのでしょう。死から見た生と言いますか、とても厳粛な写真展でした。

そんな生と死を思いつつ・・・。

(それでは・・・あいすみません)

 

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