あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

ホラーの帝王 スティーヴン・キングが描くミステリー小説:「ファインダーズ・キーパーズ」(本の紹介)

「ファインダーズ・キーパーズ」

原題:FINDERS KEEPERS

スティーヴン・キング

白石朗

文芸春秋

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スティーヴン・キングがすごい!

今回のキングの新作はシリーズ第2弾です。1作目は『ミスター・メルセデス』。退職した刑事と、連続大量殺人鬼との対決を、ミステリータッチで描いていました。何とこの作品で、キングは初のエドガー賞を受賞しております。すごいですね、才能ある人は・・・。以前ノア・ホイリー作の『晩夏の墜落』という本を紹介した時にも書きましたが、エドガー賞アメリカ探偵作家クラブが主催する、前年度出版された小説の中で一番面白いミステリーを称える賞です。キングは初めて書いたミステリーで、即受賞したわけです。再度感嘆・・・。

最近はキング作品の映画化ドラマ化も、再びブームで本数が増加中です。80年代から90年年代は、本当に多かったですよね。本人が気に入っていなくても、キューブリック監督の『シャイニング』は面白かったですが、後は・・・・。『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『グリーン・マイル』、最近だと『ミスト』かな?面白いのは・・・。あっ!カーペンター監督の『クリスティーン』は変な作風でしたが、変な感じだから、そこそこ良かったかな?・・・そうだ!『ペット・セメタリー』は哀しくて良い感じだったか・・・と書いていくと結構良い作品が多いじゃないですかと思いますが、何せ大量に映像化されているので、基本は失敗作の方が多いと言われてしまっています。

キングの映像化が2010年代に入り再び活発になっているのは、映像配信も世的に広まり、誰が観ても面白いと思える物語(ネタ)を、映像制作者たちが必死に探してキングに求めているのでしょう。実はまだどれも観ていないのですが、ドラマでは『アンダーザ・ドーム』『ミスト』『11/22/63』があり『1922』がNetflixオリジナルで映像化されたようです。映画では『ダーク・タワー』『IT』があります。

その中でも、わたしが予告や情報を観て押すのは、映画『IT』です。この『IT』は全米でも本当に大ヒットで、内容の評価も高いようですので、とても楽しみです。予告編を観ても面白そうです。私の世代が、70年や80年代前半に故郷で、”それ”と出会ってしまったかのような雰囲気もあるので、大人の鑑賞にも向いていそうです。

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・・・・どうですか『IT』の予告編?面白そうでしょう。

本シリーズの紹介

すみません『IT』の映画化で、盛り上がってしまいました。本題に戻しますと、今回の「ファインダーズ・キーパーズ」は、『ミスター・メルセデス』から始まったシリーズの第2弾です。主人公の退職刑事、その仲間の大学生とメンタルに問題を抱えた女性など主要登場人物は続投し、新たな事件に取り組むわけです。このシリーズは3部作でアメリカでは2016年に完結しています。

「Mr. Mercedes」の画像検索結果

アメリカでは既に、『ミスター・メルセデス』が映像化されています。

「Mr. Mercedes」の画像検索結果

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どうでしょうか?この予告編では、イギリスのプログレ・バンド、キング・クリムゾンの『21世紀の精神異常者』が使われています。面白そうですね。将来 第2作も映像化された時に、主人公の俳優さんがきちんとダイエットして痩せて出てきてくれるか?ここは原作ファンとしては、こだわりたいですが・・・。

翻訳がアメリカでの出版から2年遅れなので、第3弾は来年読めるではないでしょうか?担当したキング作品を、素晴らしい文体で訳してくれている翻訳家の白石氏に、頑張ってくださいと、熱いエールをお送りいたします。

キングが描く、ホラージャンルから離れたミステリー系の物語。この第2弾では、少しいつもの感じに戻ったような世界観です。別に幽霊もピエロも宇宙人もか怪物も登場はしませんが、作品に漂う匂いというか・・・味わいが、キングらしいと形容できるタッチなのです。それはどの部分なのかは・・・ご迷惑をかけるので、ここには書けないのですが。

お奨め度

★★★★

このシリーズは、キングファンやミステリーファンだけでなく、面白い小説を探している皆さんに大推薦のシリーズです。

今回は第1作に比較すると、レギュラー・キャラクター達が少し事件に対して受け身というか、脇を固めて物語を落ち着かせるかのような流れです。しかし最初に本作で初登場のキャラクターの人物設定が素晴らしく書き込んだ上で、レギュラー陣は出来上がっているので、後は自由に登場人物たちが動いてくれれば、ドラマ展開はグングンとスピードを上げていくのです。何度も書きますが・・・「うまい作家だな~」と思うわけです。

 さて!今回のラストシーンでは、第3弾への暗示が書かれています。いったいどんなことになるのか? あー早く!シリーズ第3弾最終作を読みたい!!

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(それでは・・・あいすみません)

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