あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

「ブレードランナー2049」続編も今後の人生で何回も鑑賞する殿堂入り映画となった:この映画を観た(13)

ブレードランナー2049」

原題:BLADE RUNNER2049

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

主演:ライアン・ゴズリングハリソン・フォード

「ブレードランナー2049」の画像検索結果

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まずは復習をした:前作を何回観てきたかを検証する

ついに公開となりました!「ブレードランナー」の続編映画。数年前から話題になっていた作品。待ち焦がれていたわたしは、日々のルーティーンを無視して「筋トレ」をぶっちぎり、映画館へ行ってきました。いやーよくできていました!どんな話かというとね・・・今回は物語は書きません。この作品の物語を未見の方に紹介する事は犯罪です。物語は書かないという前提でやらないと、皆さんに失礼な事になってしまいますので。よって・・・本映画の中身の紹介ではなく、「映画ブレードランナーとわたし・・・」みたいな感じで書いてみます。

まず!今回は映画を観る前に、前作を見直しておこうと思った次第です。その方がより楽しめるような匂いが、予告編、雑誌『映画秘宝』の紙面などから、ぷんぷん漂っていたからです。

そこで昔を振り替ええると・・・・前作を初めてみたのは、1982年の7月3日(公開日をググってみました)その昔 歌舞伎町にあった新宿ミラノ座という映画館。公開初日のオールナイトです。この劇場を選んだのは、とにかくスクリーンがでかいから。見下ろす感じで、視聴環境が良い劇場だったからです。大学生の頃でした。我がオタク青春時代。お客さんの入りは、満員ではありませんでした。

「ブレードランナー」の画像検索結果

何で観たのか?当時を振変えると・・・

1:『エイリアン』の監督の新作

2:ハリソン・フォード主演

3:大作でアクション満載というイメージで宣伝してた

だったと思います。こんなもんです、普通の映画ファンの動機付け。

上映後、わたし的には大満足の作品でしたが、一緒に行った友人は、期待外れと言っていました。それから時は流れて35年。オタク青年は見事にオタク中年になりましたが、映画の好みは変わっていません。

前作が好きな理由は・・・・

1:レプリカントの生への執着とその儚さ

2:ハードボイルドであり哀愁のラブストーリーである

3:ディティールに魂が宿りまくっている

レプリカントの記憶のこと

・ガジェットのデザインや機能

・音楽と映像のシンクロの深さ

4:レイチェルの美しさ=これは普通惚れますよね、ご本人はたいへんな(ヤバい)人らしいですが。

その後も、この『ブレードランナー』にはずいぶんお金を注ぎ込みました。海外版VHS、日本版LD、単品ディレクターズ・カットDVD、5枚組ボックスセットDVDと、同じ映画を4回も購入してきています。同じものをメディアが変わるたび、編集が更新されるたびに購入してきたのは、ピンク・フロイドのLP、CDとこの作品が最多ですね。

今まで何回観たでしょうか?バージョン違いを無視して数えると、30回以上は観てます。もっとすごい研究家のような方も多い作品なので、「なんだ少ないじゃん」と言われるかもしれませんが、ほぼ1年1回は観てきた作品です。

今回は続編新作を観る前に選んだ再鑑賞のバージョンは「ファイナル・カット」です。説明ナレーションを消して、ハリソン演じるデッカードレプリカント説というバージョンです。これが前作の最後の公式な編集改訂版なので、今作のクリエーターに一番影響を与えているのではないかと予想して選択しました。やっぱり今見ても、何回観ても、面白い映画でした。個人的には最初に映画館で観た、監督の意図しないナレーションを加えてラブストーリーが強調されたバージョンも好きなのですが、とにかく前作を見直して復習は万全です。

ついでに予習もした

予告以上の事前情報は入れたくなかったのですが、誘惑に負けてしまいました。映画雑誌『映画秘宝12月号』、MOOK本『ブレードランナー究極読本』を購入し、読んでしまったのです。

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この表紙を本屋で見かけたら、あきらめるしかありません。いい値段しますが、即買いです。MOOK本って、スグになくなっちゃいますからね。渋谷のカフェでこれを読んでいる姿を観られた若い女性に、こういう大人になりたくないと思われてしまっても、これがわたしの生きる道なのです・・・。今回の監督であるドゥニ・ヴィルヌーヴの作品論を始め、読み応え満載でした。しかしこの出版不況の中『ブレードランナー』で商売繁盛って、最高ですね!

そして映画館へ向かった

そしてわたしは、映画館へ向かったわけです。

これから見る方の為に、アドバイスをすると・・・

1:前作の復習をできればやっておく=しなくても面白いが、すればより楽しめる

2:腹の調子や眠気など、前日から体調を整える=そして眼を皿のようにして鑑賞する

3:観る日は朝からあまり水を飲まないように注意=上映時間が長いので、特に50代以上の方には推奨

4:一人か同性の友人と観る=隣の女性をどのように口説くか等の、上映後の余計な事を考えながら観るのは勿体ない。

わたし的には特に3を注意して、その日は好きな珈琲も飲まずに行きました。前に『ロード・オブ・リングス』の時に、途中でトイレに行きたくなり我慢しながら観るのがたいへんでした。あれから年月もさらに重ね、オタクも中年後期というか初老直前まできてますので・・・。

感想と将来の予想(ここだけ若干のネタばれ有りです)

間違いなく続編です。『スター・ウォーズ』の続編というか、エピソードのⅠ~Ⅲは全シリーズであるⅣ~Ⅵで提示した事実を、むちゃくちゃにしてしまった所がありましたが、今回の「ブレードランナー2049」は見事な続編です。設定と世界観・・・その両方が、前作からの時間の流れに沿って構築されています。前作の2019年という設定から、今回は2049年、30年の時間が経っている中で、テクノロジーの進化、人間社会の荒廃、レプリカントの進化などが描かれています。

こんなに完璧に前作の設定を活かし、その後を描いてくれた続編ってあまりないですよね。『ゴッドファーザー パートⅡ』くらいかな?カルト作品と化している映画の、別のクリエーターによる続編で成功事例は少ないと思います。『2001年宇宙の旅』が『2010年』になった時、違うなあと思った人が多かった。おなじリドリー・スコット監督の『エイリアン』はジェームス・キャメロン監督が戦争映画にすることで、続編の危機を回避しました。今作のヴィルヌーヴ監督は、真っ向勝負で勝ったというところが、すごいわけです。

重箱の隅をつつくわけではありませんが、わたし的には本作で、惜しいポイントが2つあります。

① 敵キャラのレプリカントが、前回のルトガー・ハウアー演じるロイと比較すると、精神的に深くない、行動が粗野過ぎて、ただの殺戮マシンになってしまっていることです。ロイは詩人でした。ただの戦闘マシンではなく、自分がなぜ生まれ、なぜ生き、死んだ後どこに行くのかを、真剣に考えていました。人間よりも生と死を考えているレプリカントだったのです。

② 前作のタイレル社に変わり、レプリカントを製造するウォレス社の社長の言動の理由を深く描いていないので、もっと知りたいと思った。

以上です、これは悪いというよりも、わたしがもっと観たかったと思ったポイントで、ディレクターズ・カットで上映時間を延ばせれば、将来解決するかもしれません。

それ以外は文句なし、今回のライアン・ゴズリング演じる主人公のブレードランナーのキャラ設定は、哀愁たっぷり。彼の自身の存在に対する葛藤と苦悩、孤独、そして一瞬抱いた希望・・・泣けます。そして再登場したハリソン演じるデッカードと前作で共に逃亡したレプリカントのレイチェルとの愛のその後・・・・こちらも感動。早くも再見したくなってきているこの続編も、これからの人生で何回も観ることになる映画になりそうです。

星取

面白い、よく練られた完璧な続編でした!

★★★★★

ほぼ100点。大推奨!将来的な殿堂入り間違いなし!!という映画でした。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の旧作がNetflixで今なら観れます。2010年の感動ドラマ『灼熱の魂』、2013年の傑作スリラー映画『プリズナーズ』とカルト映画『複製された男』、2015年のアクション『ボーダーライン』です。どの作品も完成度が高いので、未見の方に強くはお奨めします。Netflix会員でない方も1か月お試しで入会できるので、その間に観て下さい。本当にどの映画も、よくできていますよ。

(それでは・・・あいすみません)

 

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