あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

コレは残念かな?と思った映画:2017年秋編・・・スマン

amazonプライム・ビデオとNetflixのおかげで、映画鑑賞で作品選択に失敗してもコストと手間的に許容できるようになりました。ありがたい時間です。映画館やTSUTAYAのレンタルの時だったら、鑑賞してないかな?と思うような映画も気軽に観れるわけです。昔は作品選択に失敗すると、大きな損を感じたものです。今では時間ぐらいですね。今のわたしは映画や読書に使った時間なら、前よりも許せます。

今回は2017年の秋に鑑賞し、立て続けに失敗した3本の映画をご紹介します。見事に三振しました。SFやスリラーが好きなので、こういう事もありますよね・・・。(物語紹介はしませんが、結果としてネタバレ有りな書き方になってしまっているかもしれません。感想は個人ものですので、わたしはダメでも面白いと思う人もいるかと思いますが・・・その時は、あいすみません)

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(1)まずはNetflixで鑑賞した、残念な映画。

① トータル・リコール(2012年版)

現時点ではamazonはまだプライムになっていません。

本作は有名なシュワちゃん主演の1990年版映画のリメイクと言いますか、フィリップ・K・ディックの短編小説「追憶売ります」の再映画化と言いますか、という作品です。SF映画好きなので、Netflixで見かけて鑑賞してみました。

「トータルリコール 2012」の画像検索結果

残念に思った事は・・・

1: VFXの質は高いのですが、世界観が薄っぺらい。

前作の方がVFXの質は低くても、おっ!と思わせるガジェットや展開がありましたね。全体が絵画を観ているような感じで、奥行きが無い、立体感が無いのです。これは技術が世界観の構築に勝ってしまうという、近年のハリウッド映画の悪い所です。アナログな手法でも、その作品の世界観を表現できる監督もいますが、この作品の監督はTVシリーズのSFと大して変わらないセンスのようです。(テレビでも『ウォーキング・デッド』シーズン1とか世界観の構築が上手い作品もありますが)

2:主人公の重要な秘密の全てを女スパイがセリフで説明

この映画の最大の難点は、ケイト・ベッキンセイルのせいです。彼女は主人公のコリン・ファレルに聞かれてもいないのに、全部先に秘密を説明するのです。しかも何度も。コリン・ファレルが「ピンチだ!オレは一体何者なんだ!」となる度に、彼女は「あんたはねー、こーこーこーで、こーなのよ。だから死んでもらうわ」と言ってから、暴行を加えるのです。観ていて「アホかぁ~。黙ってたら解らないのに」と思ってしまいました。別に本名で批判する必要は無いですが、役名思い出さなかったので。旧作ではシャロン・ストーンが演じていた役ですが、リメイク版はより大きな役になっています。その分、作品もぶち壊しますが。脚本家も監督も、何も思わなかったのでしょうか。彼女が全部の秘密を、自らバラしているって。深く考えるのを、止めちゃったのかもしれませんね。お仕事映画。

と!ここで調べたら2つのバージョンが有りますね、ディレクターズ・カット版なら、これらの不満が解消されているのでしょうか?Netflixは表記がないので、たぶん劇場公開版だと思います。

② エクスポーズ 暗闇の迷宮(2016年)

この作品はamazonプライムでも無料鑑賞が執筆時点で可能です。

キアヌ・リーヴス主演作、好きなジャンルの刑事捜査モノ、ヒロインは『ブレードランナー2046』で、ホログラフのバーチャル彼女を演じていた綺麗な方、という事で鑑賞しました。

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残念に思った事は・・・

1:刑事とヒロインの物語は最後まで交わらない

2つの話は交差しません。ラストシーンで物理的に同じ空間にいますが、決して物語が深く重なり合ったという感じはしないのです。メイン・キャラごとに周辺は接触するのですが、本筋はバラバラです。何なのでしょうか?この中途半端な感じは?

2:何が問いたいのか?

ビジュアルや説明文と映画の中身は違います。これは宣伝と本編の違いなので、良くあるパターンです、許容してます。しかしながらキアヌが、何でこの映画に出演を決めたのかが、理解できないレベルの役です。老けたな~と感じるだけ。せっかく『ジョン・ウイック』シリーズで復活したのに勿体ない。本作は最後まで悪徳警官の捜査なのか、ヒロインの心霊体験なのか、どっちつかずの内容です。

最初のシーンで、この作品は映画『ジェイコブズ・ラダー』(ご存じない方で、深い内容のスリラー・心霊・ホラー・感動が好きな方はお奨めします)のような心霊的な体験の映画なのか?と思ったのですが、真相が先らかになった時に「何コレ?」というレベルの落ちでした。刑事もヒロインも、どっちのキャラクターも浅い。

そうです!この映画は浅かったのです。思わせぶりで、浅い作品でした。

(2)amazonプライム・ビデオで鑑賞した残念な映画

ミュージアム(2016年)

本作は現状ではNetflixではラインアップされていません。

サイコスリラーで刑事モノ。最近すっかり韓国スリラーが好きなわたしには、この日本産のスリラーもストライク・ゾーンど真ん中の作品かと思い鑑賞しました。本作は主に脚本と言うか、このキャラクターの動きは、有り得ないと思う細部がとても気になってしまった映画でした。

残念に思った事は・・・細部の描写のリアリティの無さ、です。

1:冒頭で引きこもりのデブ男が殺されるのですが、襲って気絶させた場所から殺すところまでデブをどうやって運んだのか?描いていないのですが、犯人の体格では無理と判断しました。ありえない。

2:満員の飯屋で、夕食を食べながら大きな声で、猟奇的な犯罪現場の状況を話し合う刑事。中盤で喫茶店でもやってました。ありえない。

3:犯人がいた飯屋の鑑識捜査が無い。お札が置いてあったが、素手の犯人が目に映っているなら、CSI登場でしょう。DNAも指紋も採れるのにやらないなんて。ありえない。

4:全般的に、主人公の刑事が独り言や脳内セリフで状況説明する場合が多い。小説なら有りかもしれませんが、映画だとどうでしょうか?この独り言が全て無くても、主人公の気持ちは描写できているのでしょうか?

5:車で犯人追跡、なぜ?刑事は警察車両なのにサイレン鳴らさない??ありえない。

6:カーチェイス後で、犯人が刑事をいたぶるところは時間をかけ過ぎ。絶対あのような大事故の後ですさまじい大きな音をたてて刑事をいたぶっていたら、周りの人も出てくるし、パトカーも早く来ますね。あれでは絶対に逃げられないと思う。

7:犯人と刑事が屋上ですれ違うのに、逮捕しないのは、ありえない。コレ本当に何故でしょう。あそこで犯人に組み付いたら、本件解決だったかもしれないのに。もっと他にあの状況から犯人を逃がす方法考えないと、雑すぎる。犯人が拳銃を持っていても、すぐ横をすれ違うのですから。後から刑事の父親のシーンが回想で出てくると、なおさらそう思います。

8:犯人のアジトに一人で乗り込んで、簡単に拉致される刑事。何で一人なの?こんな一大事に、意固地になって一人で行動し、犯人の思うつぼな理由が希薄。

9:女医のキャラ。彼女は逮捕されないのでしょうか?後から来た刑事に嘘ついたのに。

10:犯人が格闘技強すぎる。何でこの人こんなに強いのでしょうか?デブを運んだり、力がありすぎる。犯人役のミスキャストではないでしょうか?どう考えても、能力より身体が小さいのです。

という感じで、本作はたくさんあります。不自然かつありえないと思えるところが。今年映画館で鑑賞した『22年目の告白』のリメイクは良くできていました。もっとありえない物語設定でしたが、細部まで目を行きとどかせて創り疑問視されないようにヤバい所を回避していたので、面白く鑑賞できました。スリラー映画を創るのは、実は簡単ではありません。猟奇的なアイデアを見せれば良いわけではないのです。鑑賞していて、ココ何とかならないのか?言動が変だな?と思う所が多い映画は、気が入りませんね。

韓国映画のスリラー作品で、イ・ビョンホンカン・ドンウォン、ファン・ジョンミン、ソン・ガンホソル・ギョングウォン・ビン等のメジャーな俳優が出ている作品は、高品質なものが多いです。良く内容が練られています。それでいて描写もすさまじい。それらの作品と比較し、本作は細部の創りの粗さが、とても気になりました。ディティールを魂込めて描いていただけてこその、面白いスリラー映画です。それができないと、よくある同傾向の作品のひとつ、という事にしかなりません。

今回はエラそうで、本当にあいすみません。作品選択で見事に3連敗したので、あー惜しい、あーここもう少し考えていれば、というところを書いてしまいました。

(それでは・・・あいすみません)