あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

勢古浩爾 著:「定年バカ」読了

「定年バカ」

勢古浩爾

SB新書刊

2017年11月25日 初版第2刷

 

商品の詳細

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何故?買ったのか?

この本は本屋で偶然見かけて、買ってみたというタイプの本です。何で購入したのかという動機は・・・・「何となく」が正しい答えなのですが、ダウンシフトを選択し、会社という法人から離れ個人となり約1年が経ち、自分は別に定年したわけではないのですが、群れを出ている身なので、一足早く気になったのかもしれません。気になったからといっても、わたしはわたしですので、何も変えられないのですが。

実は勢古氏の著書は過去に3冊読んでいます。『定年後のリアル』『定年後7年目のリアル』『さらなる定年後のリアル』の3部作です。読んだときは会社に在籍していた時でこれからのわたしの人生のこと、ダウンシフト・早期退職・アーリーリタイヤをする?しない?実現できる?できない?いつ?等を、金銭、生き方、暮らし方の方面から、研究というかシュミレーションを繰り返していた時期です。そうですね実行前の5年くらいでしょうか。

『定年後のリアル』はそんな時に本屋の棚で見つけました。では・・・その研究に役に立ったか?というと、実は役に立たない本でした。著者の定年後の日々を書き綴ったエッセイであり、何かのハウツーではありません。最初の1冊目を読んだ時には、「求めていたものとは違うな」と感じたのですが、なぜかその後、もう一度パラパラとめくって目に留まったところをと読み返している自分がいて、結局3冊読んでしまったのです。まさか3部作となるとは思わなかったので、続編が2冊も出たという事は、それなりに人気というか需要があった本なのでしょう。

内容は、日々を充実させるために“あーしろ、こーしろ”という本では無く、時間は一度に来ないのだから、無理して何かをやろうとしなくても良いのではないか、目の前の1日を生きていけば良いのではないか。何をしてもしなくても、どっちでも良いのではないか、と書かれている本であることが、気に入った(そう!役に立たないなんて失礼な事を言いつつ、この本の事が実は気にいったのです)理由なのです。

わたしはまだ老人ではありません・・・しかし若者でもありません。50代半ばというこの中途半端な年齢かつ、群れから離れて生きるという生き様を、時々客観視したいなという気持ちが、このタイプの本を読むという動機に繋がっているのかもしれません。(わたしの事なのに、かもしれませんとなってしまいますが)

読書後の感想

今回の内容は・・・『定年後のリアル』シリーズより数段具体的で、助言なんてしないよ!という感じを漂わせつつも、けっこう助言してる感のある本でした。著者のファン(いるのかな?)以外は、こちらを先に読んだ方が良いかと思います。

定年後の人を対象に、お金、生きがい、健康、社交、不安、未練、終活を、ゆるく切り捨てる(鋭くでは無く、あくまでもゆるく)本です。そこは著者は一貫してます。どっちでも良いのではないか?たとえば・・・お金はあればある生活すればよし、無いのであれば無い生活をすれば良い・・・人はそれぞれなんだから・・・そんな感じです。

今回の本では著者の年金額なども具体的に記してあり、老後のお金の不安を払しょくしてくれます。よく書いてあるでしょう雑誌に、老後には1億必要、5千万必要等と。著者は持ってません(と書いてあります)、でも日々普通に暮らしているようです。

わたしもダウンシフト前には、お金のシュミレーションは一番何度もしました。当然ここが難関です。どんなに群れから出たくても、経済的な目途が立たなけれ実行できません。その結果、精神が崩壊するまで頑張らざるを得ないサラリーマンも多かったり、会社なのに大人の社会なのに、いじめが存在したりするわけです。

共感したというか、わたしもその通りに行動した事が書いてありました。家のローンを早く終わらせるという事です。家を買う、買わない、どっちが得?はまた別の機会にして、買っている人はとにかく早くローンを終わらせてしまいましょう。それは群れから離れる切符になります。家賃のかからない家があれば、生活設計はたてやすいのです。わたしもダウンシフト実行前に家のローン、車のローンなどの全ての借金をかたずけました。(著者も50代で家のローンを終わらせています)無借金で家持ち!それを実現できたので、1億円なんていう大きな資産を持っていなくても、何とか計画を具体化できたのです。

家の購入の件を、もう少し書きますと・・・経験から言いますと、買う時の値段はとても重要です。マジで30年から35年もの間、必死で払わないといけないという値段で買ってしまうと、人生の選択肢が減ります。借金に縛られるので群れや組織から離れたくてもできない、逆にしがみつくしかない、という状況になってしまうからです。これから家を購入しようとしている普通の収入(年収800万以下)の方は、気持ちも盛り上がっていると思いますが、頭金を十分に用意した上(借金額はなるべく少なく)で、50代頭で終わらせられる価格の物件を、選択する事をおすすめします。40歳以降、生きるのが楽ですよ。

柄にも無く人様に助言みたいな事を書いてしまっている私ですが・・・この本はお金が必要なら(不足するなら)働き続ければ良いだけの事である、無いものは無いのだから心配しても意味が無い、と言い切ってます。そうですね、人生はそういう事なのです。先ほどの借金の事はダウンシフト目線で、わたしは書いてます事をご了承ください。

お奨め度

この本は、定年前の人が読む方が良いのではないでしょうか?その方が読後に、リアクションできるので良いというメリットもあります。この本は著者の独特のシニカルな目線が、楽しめる本です。わたしは「毎日を無駄にしてはいけない」等と、力いっぱい書かれている説教本よりも「自由でいい」「自分が決めればいい」「無いものは無い」「必要なら働けばよい」というこの本の方が、自分にしっくりくるタイプの人間のようです。この本の好き嫌い、合う合わないは読者の性格によるかもしれませんね?

(それでは・・・あいすみません)

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