ダウンシフト後の1年を振り返るとリアルにどうなのか?
1年前に法人から個人への移行を実行
そんなたいそうな事(アニバーサリー)ではございませんが・・・法人を離れ個人となってから1年が経ちました。この1年は、時が過ぎるのが速かったかな?と思います。
実は2017年は2月と3月の2か月間は、フルタイムでお願いされ別の会社を手伝いました。4月からは、その会社の顧問をしております(小さな会社なので、報酬はお車代程度で対応してます)。いつまでやるかは決めてませんが、年内いっぱいくらいかな?と、個人的には考えております。
ということで・・・厳密には完全個人化は2017年4月からなのかもしれませんが、数年にわたる思案と準備そして実行へというプロセスを考えますと、1末で大学卒業後の30年に及ぶ人生に完全に区切りをつけ、2月1日から「新しい生き方と暮らし方」にシフトチェンジしたという事は、間違いありません。
(1)お金の事
お金は、やっぱり大事ですね。30年も会社という法人とかかわってから、野に出てくると1年目は出費が大きくてしびれます。収入を減らす中での支払い増です。もちろん事前の試算通りではあるのですが。
1:住民税=90万
2:社会保険料=90万
3:国民年金保険料=38万(2年分一括払い選択)
という支払いに加え、毎年の支払いである・・・
4:固定資産税
5:自動車税
などという厳しい年貢をお上に召し上げられます。
自分で税金関係を払いに行くようになると、政治家や役人に変なお金の使い方をされると、凄く不愉快だし気になりますね。会社で給与や報酬の振込前に控除されていた時よりも確実に。日本の会社員も自分で税金を納めるようになったら、一揆がおこりますね。政治への関心が高まり、投票率も上がる。だから控除しているのだと思いますが・・・。
住民税と社会保険料は、2年目の今年から減っていきますので、今年のお金の使い方がこれからのスタンダードになるかと思っています。
無駄な買い物は確実に減りました。スーツやジャケット、Yシャツ、ネクタイ、黒皮靴などの、ビジネス消耗品はもちろん購入ゼロ。その他の普段着る服も本当に欲しいものだけ少々(ゼロにはしません・・・なかなか できません、かな?)。今まではシーズンごとにいろいろ購入して、着ないまま古くなるというパターンでしたが、昨年購入した服は、ヘビーローテーション。お気に入りの服を、着倒しです。
本はブックオフを利用(株主優待などで)しつつも、今まで買っても読んでいなかった積読の解消にはげんでいます。映画鑑賞ではセルDVDの購入はやめました。そして数年ぶりに映画館に行くようにしました。差引はNetflixの利用効果もあり、相当減額できました。
まとめると・・・子供の学費含め1年目は想定の範囲内のマイナスではめることができました。マイナス予算は間違いないのですが、お金の使い方は2016年と比較し2017年は変わったと思います。
2018年以降は、どうなるか?どういう気持ちになるか?どういう行動をとるか?モノの量や買い物の回数で、幸福を追求するのではない状況を、自分自身で創り出していきたいと考えています。出金が少ないと、他人からの拘束も減り、自由に生きていけるので、お金の使い方を、コントロールする事が重要ですね。
(2)時間の事
そうです!自分の時間なのです。わたしが得たものは。昨年の退職・ダウンシフトは。お金を払って時間を買ったわけです。実際には本当に払ったわけではなく、今後の予想される収入を放棄したという事ですが。
今は「筋トレ」が、生活の中心です!精神と身体の両方に効く、最高の投資。投資の利回りとしてはハイリターンです。続けていれば暴落が無い。確実に「筋肉」という、ご褒美をもらうことが出来ます。しかも人生や街中で他人からの予期せぬ威嚇にも対応できます。その強さは、優しさや心の平安にもつながると思うのです。
ということで!これは2018年も継続します!と断言。別にボディビルダーやモデルではないので、禁欲的にはやっていません。継続する事で、少しづつパワーアップしそれを維持するという方向です。
「仕事面」では、お世話になってきた方、助けてあげたいと思うチャーミングな魅力のある方、何故か?わたしを頼りにしていただいている方・・・などの理由があれば、120%お答えすることを続けております。若いころからやっていた仕事を、よくマスコミなどで言われる半農半X(エックス)という生き方に当てはめると、半Xの部分として継続しています。わたしの場合は農ではなく半Yなのですが、半X半YのYの部分はまだ決めていません。
会社時代は、予算達成・利益重視で行動をしていました。実はその予算は勝手に自分たちで計画したものであり、お客様の都合で計画したものではないのですが。今は個人で行動しています。予算はたてていません。わたしがお助けできるのであれば、利益に関わらずやります!というスタンスです。好きな内容の仕事をやる事は、知的好奇心や冒険心にもつながります。あと数年このスタンスでできれば更に良い人生です。もちろんわたしの仕事は世代交代もある業界なので、お座敷にお声がかからなくなっても、今まで十分に楽しくやらせていただいてきたので悲嘆はしません。気持よく完全引退します。
「趣味面」では、エンタメ系小説の読書、映画館に行く、Netflixやamazonプライムで映画を鑑賞、スポーツ観戦などなど、40代から50代前半に後回しにしていた部分のキャッチアップをしている最中です。
まとめると・・・実は昨年の11月あたりから仕事の依頼を受けることが続いてしまいました。個人で企画から実行・納品まで活動すると、会社と違いアシスタントなどがいないので、その分手間はかかります。その波も3月までには解消すると思うので、また半Yの事などを考えてみたいと思っています。怪我はしたけど病気はしなかったのは最高でした。ストレス・フルかつウィルスもフルの満員の通勤電車に乗らなくなったのが、大きいと分析しています。
1年目のリアル
時間が自由である事。制約がなくなった事。拘束されていない事。これらを実感しています。自由であることの不自由は、まだ感じていません。(3年目のリアルあたりで感じるのでしょうか?こればかりは、わかりません)
個人活動が中心となったので、雑談が減ったことは、少し残念。観た映画、スポーツの事、政治の事など、同僚や仲間とランチの時に話したりできる事は、あれはあれで尊い事だと思いますね。まだ会社に所属している人は、何気ない時間も大切にしてください。
「あがり症」「緊張症」の気は、当然苦手な場面が減りましたので、少なくなりました。40歳過ぎてからは、気質は変えられないと悟り、生活面では嫌なことはぶっちぎる、逃げる、関与しないを徹底してきました。付き合いの悪い人間と思われてしまった事でしょう。残念でも仕方が有りません。仕事面での苦手な場面は、ねじ伏せたいと逃げたいという心の中でのせめぎあいの場面でもありました。これは良い悩みと思える時も(辛くて、思えない時も多々ありましたが)あったので、トラウマばかりではなく「あの時は心臓バクバクでヤバかったが、上手く乗り越えられたよな」等と懐かしく思う所でもあります。
そんなこんなで・・・早1年。今日から2年目突入です。
今回タイトルで「●●●のリアル」としましたが、これは「定年後のリアル」(勢古浩爾さん著)という本からインスパイアされております。この本ノウハウ系の記述はゼロなのですが、何か心に残った本なのです。
(それでは・・・あいすみません)