言葉とも出逢いがある
モヤモヤした時や、思いを上手く表現できない時。
思考と行動が一致せずに、停滞感を感じた時。
とくにかく、やっちゃえ!とふんぎりたい時。
あなたは、自分を押してくれる言葉を持っていますか?
わたしは、雑誌や新聞のインタビューなどで、
コレは良いことを言ってるな、
これは今の自分には刺さるな、
という時に、その言葉をメモしておきます。
スマホ時代は、本当にツールが便利になり、
メンタル強化にも簡単に有効活用できてありがたいです。
どんな言葉を収集するか
好きな言葉との出逢いは偶然です。
一期一会。
出逢った時に、大切にしないと、もう2度と出逢わないことも多々あります。
アンテナにピピッ!ときた時に、
ひと手間かけて収集(メモ)しておくのです。
好きな言葉の選択方法は・・・
1:今の自分の気分に刺さればよい
2:前後の文脈は関係なく、その一言が好きだ!でOK
3:嫌いな人の言葉でも、時には良いフレーズがある
4:話の流れの中の何気ない一言が、自分のための一言になる
と、考えています。
セレンディピティを発揮する
アメリカのラブストーリー映画にありましたね、
このタイトルの作品が。
内容はイマイチだったような、記憶が有りますが(笑)。
偶然の出逢い。
予想外の出逢い。
予想外の価値の発見。
そんな感じでしょうか。
時には言葉の方から、
自分の心の中に飛び込んでくることもあります。
別の目的でやっていたことの中から偶然に、
・とても役立つこと、
・自分を高めてくれること、
・自分の背中を押してくれること、
を得ることができる。
良い言葉との出逢いは、力を得ることにつながるのでしょう。
わたしの好きな言葉
「あがり症」「緊張症」である自分のメンタルに効く言葉
わたしはプロのスポーツ関連の、本や雑誌を読むのが好きです。
プロ・スポーツは究極の肉体を駆使するものですが、
メンタルの部分も密接にかかわっています。
①『 最高のパフォーマンスを、見せるためには、準備が重要です 』
小笠原 道大:中日2軍監督(選手時代・巨人在籍時のインタビュー)
②『 勝つための準備を日々怠らずにやる 』
ネルシーニョ:サッカー神戸監督(柏レイソル監督時のインタビュー)
③『 難しい試合になればなるほど、彼女たちは、知性と勇気、
アグレッシヴさをみせた。
自分たちの長所を存分に発揮するために、
コンプレックスを抱かず勇気を持つ。
相手の名前が何であれ、どんなプレーをする相手であろうと、
決して恐れない。
どんな時にもノーマルに行動し、ノーマルにプレーする事が大切だ 』
イビチャ・オシム:元サッカー日本代表監督(なでしこジャパンの試合後)
④『 サッカーでも人生でも、うまくいかない時は来る。
苦しい時に、全てをネガティヴにとらえるのはおかしい。
我々の仕事は日々の積み重ねで、
自分はどうあるべきかを証明していくものだ。
自分の力を信じ、つねにポジティヴであるように心がける。
その作業を地に足を付けて継続的していけるかが大事なんだ 』
ペドロヴィツチ:サッカー浦和レッズ監督(広島監督時のインタビュー)
これらの言葉は「あがり症」「緊張症」の自分にとって、
勇気を与えてくれる言葉であり、
準備というルーティンの大切さを、再確認させてくれる言葉でした。
身体とメンタルは、表裏一体なのです。
心の幅を広げてくれる力が言葉
⑤『 愛、許すこと、分かちあうこと、尊敬すること 』
JC・ビバー (ウブロCEO)
⑥『 守る。深く考える。直感を信じる。』
⑦『 問題の解を簡単に求めるな。人生で、大切なことの大半には正解など無い。
必要なのは決意する意思で、生きるという事は正解の無い問いの、
正解を求め、悩み、努力することだ。
正しい生き方とは、正しい悩み方の別称であろう 』
養老孟司 (解剖学者)
⑧『 人生は恐れなければ、とても素晴らしいものだ。
人生に必要なもの、それは勇気と想像力、そして少しのお金だ 』
チャールズ・チャップリン
⑤は英語で、
love , forgivness ,sharing ,respect
良いですね。この言葉の並び。とても好きです。
⑦は出逢ったのは新聞記事でした。10年近く前だと思います。
読んでて、心に強く残り、メモしました。
生きることは、悩むこと。その悩みの正解は無い。
自分を決めるのは、決意する意思だ!という意味ととらえました。
その後、養老先生の本がマイブームとなり、何冊も読んだ記憶が有ります。
燃える言葉
⑨『 脳みそが、ちぎれるぐらい考えろ 』
⑩『 挑戦して乗り越える。それは人が持って生まれた力だと思う 』
(バルセロナ監督時代のインタビュー)
⑪『 無鉄砲な自分であり続けたい。
無自覚であることは、時に力になる 』
(ミラン監督時代のインタビュー)
⑨の孫社長の言葉って、優秀なアスリート集団の監督の言葉に近いですね。
まさに熱い男、アツオ!です。
⑪は当時、型にはまってきたことを自覚してた時でしたので、
もっとはみ出してしまおうと、背中を押してくれた言葉でした。
変わり種
⑫『 一人にとっての行き止まりは、別の一人にとっての扉である 』
⑬『 失敗について考えるのは、失敗を招く元である 』
格言ぽいでしょう、この2つ。
これは誰の言葉だと思いますか?
実は・・・小説のセリフです。
⑫はベストセラー作家であるジェフリー・ディーヴァーの
ミステリー小説『リンカーン・ライム』シリーズの一遍、
2002年の第4弾『石の猿』の中に書かれていた、
主人公の科学捜査官ライムのセリフです。
彼は身体が事故で麻痺しており、
捜査官たちが集めた現場の証拠のみを用いて、難事件を解決していきます。
このシリーズはどれから読んでも面白いので、
ミステリーファンで未読の方は、ぜひご一読をお奨めします。
第3弾『ブラック・ハート』の中にある、
主人公のLA殺人課刑事ボッシュのセリフです。
このボッシュシリーズはamazonプライム・ビデオで
オリジナル映像化が行われていますので、ご覧下さい。
主人公のボッシュは、一匹狼の刑事です。
小説シリーズの最新作では、
60代になり定年問題が語られるようになってきている、
人間の成長を描く物語でもおあります。
こちらは小説でも映像でも楽しめる作品です。
効く言葉を集めよう
インタビューだけではなく、
映画や小説のセリフでも、時々はっとするものがありますよね。
SNSを他人をけなす道具にして、
公衆便所の落書きしている人は理解できないと思いますが、
ブログも良い言葉があふれています、
言葉の持つ力には、有名無名は関係ないのです。
そんな言葉ですが、
感覚を研ぎ澄ませていないと、何気なく聞き流してしまうものです。
世の中に言葉があふれている時代に、
自分の背中を押してくれる言葉を収集し、
時々それを読みかえして、
自分の心にパワーを注入する。
これってとても簡単な自分のメンタルのために、
やれることですので、お試しください。
また、良い言葉が有ればぜひ!教えてください。
(それでは・・・あいすみません)